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「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 [上映中飲食禁止じゃ!]

久しぶりの家族3人での映画鑑賞 
筋金入りのポッタリアンである長女に「この映画なら一緒に観てあげてもいい」と、言われ
完全に言いなり状態のお父ちゃんなのでした[あせあせ(飛び散る汗)]
 
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J・K・ローリング原作のハリーポッター・シリーズの新作である。
但し、ヴォルデモートを倒したポッター達のその後を描いたものではなく、ポッター時代から70年遡ったアメリカが舞台の物語だ。登場人物も前シリーズとは別キャストだが、人間界と魔法界の調和と対立を描く構図は同様である。
 
魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。ある日、彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。街中がパニックに陥る中、ニュートはティナ(キャサリン・ウォーターストン)らと共に追跡を開始するが……。(シネマトゥデイより) 
 
前シリーズは、ポッターら主人公と自分の子供たちの成長が年代的に重なり、自然と映画への思い入れが強くなっていった。ハーマイオニーが、あんなに素敵な女性に成熟し、我が長女がこんなに生意気な娘になろうとは...親として感無量なのでございます[あせあせ(飛び散る汗)] 
 
今作の主人公は、すでに大人の魔法動物学者の設定であり、前作との関連性も薄い(シリーズが進むにつれて、複雑に絡んでくる予感はあるのだが...)ために、中途半端な親の思い入れは抜きにして全く新しい作品として楽しむのが正しい鑑賞法のようだ。
 
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その観点からすると、ハリーポッターをリアルタイムで知らない子供達でも十二分に「ハラハラドキドキ[揺れるハート]」を味わえる娯楽性の高い佳作である。
 
まず、初期のポッターシリーズとは雲泥の映像技術。リアルティ溢れる魔法動物達の描写は秀逸である。今作鑑賞後に「ハリーポッターと秘密の部屋」がTV放映され、家族で鑑賞したが、「今、観るとものすごくアナログよねぇ〜でも、こっちの方が被り物の『ゴジラ』っぽくて、かえって新鮮かも」と、またまた生意気な事をのたまう娘がいたのだが、それほど技術の進化は甚だしい。
 
とにかく、小生のお気に入りは、光り物に目がないニフラーくん。モグラとカモノハシを足して二で割ったようなヘンテコな奴だが、セリフ無しで観客を笑わせる腕は、超一流のコメディアン並である。
 
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個性豊かな魔法動物達の生態を緻密かつコミカルに描きつつ、対極の「悪の象徴」を登場させ、シリアス面を拡大させる手法は原作ローリングの十八番だ。そこへ、ラブロマンスの隠し味を少々加えた絶妙のバランスの娯楽作だ。
 
女優陣では、ニュートの相棒となるキャサリン・ウォーターストーンのボーイッシュなショートヘアも魅力的だが、やはり、その妹役で登場したアリソン・スドルのブロンド姿に勝るものは無い[パンチ]
 
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姉妹で髪の色が違うのはあえて詮索しない... 
この絶世の美人魔法使い、男を寄せ付けないエレガントさを醸し出しながら、アクティブにニュート達の危機を随所で救うのだ。さらに、事もあろうに、間抜けなデブの人間のおっさんに一途になってしまう、極めて珍しい男趣味の魔法使いを熱演した。
 
映画初出演という彼女のもう一つの顔は・・・
米国のシンガーソングライター別名「ファイン・フレンジーA Fine Frenzy)」だ。
実は小生は、彼女の歌姫としての魅力に、さらに打ちのめされてしまったのだ[ぴかぴか(新しい)]
 
2007年デビュー、現在3枚のオリジナル・アルバムを発表している。 カントリーを基調にオルタナ系ロックに傾斜した、小生好みの音楽性だ。何よりも声がいい[わーい(嬉しい顔)] 柔らかいハスキーボイスというべきか、非常に耳に心地よい歌声である。無理のないファルセットにも情感を込められ、思わず引き込まれてしまう。
 
デビュー当時は、赤毛の少々田舎っぽいオネエ様だが、確かな音楽生に支えられ、堂々したライブだ[ぴかぴか(新しい)]
 
 
 
ブロンドに染め直したか、地毛に戻したのかは不明だが、大人の色気を纏った最近の彼女は、エレガントとコケティッシュを兼ね備えた最強ブロンド歌姫へと洗練されていく[キスマーク]
彼女の魅力は、弾き語りのバラードでひときわ際立つのだ[るんるん][揺れるハート][るんるん] 
 
 
 
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One Cell in the Sea

One Cell in the Sea

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Records Us
  • 発売日: 2007/06/28
  • メディア: CD
BOMB IN A BIRDCAGE

BOMB IN A BIRDCAGE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: VIRGI
  • 発売日: 2009/08/28
  • メディア: CD
PinesPines
  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Records Us
  • 発売日: 2012/10/16
  • メディア: CD

 
...映画の話題より、ファイン・フレンジーに傾倒してしまったが、ブロンド歌姫フリークゆえお許しください[ダッシュ(走り出すさま)]
 
とにかく、シリーズ第2弾の一作目としては、上々の滑り。久しぶりに童心に帰って鑑賞できた。次作からいかなる展開に進むか?今回の登場人物達にどんな運命が待ち受けるのか?ニフラーくんは果たして?そして、ラスト間際に一瞬だけカメオ出演したジョニー・デップ様は一体?
 
期待膨らむシリーズ作のスタートだ[exclamation×2] 
 

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「湯を沸かすほどの熱い愛」 [上映中飲食禁止じゃ!]


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大きな母性の持ち主・双葉は、ある日、余命宣告を受ける。双葉には死ぬまでにやっておくべきことが4つあった。失踪した夫を連れ帰り、休業していた家業の銭湯を再開させ、気が優しい娘を独り立ちさせること。そして4つ目は誰も知らない双葉だけの秘密だった。(ぴあ映画生活より)
 

我が家は祖父の代から銭湯を営んでいた。
 
燃料にする廃材をのこぎりで切り分け、火の焚べ方を祖父に教えられた。父と一緒に、広い洗い場を隅々まで清掃した。幼少期の懐かしい思い出だ。そして、母が家事で手いっぱいの時には、番台に座ることも度々あった。「男子一生の夢」と云われた番台座りが日常的だったが、思春期前の少年には、その「素晴らしさ」は実感できなかったのだが...
 
中学生になり、番台厳禁になった頃から、客足が極端に遠のいてくる。近所の新築のアパートは、ユニットバス完備が当たり前の時代になり、学校の友人宅でも風呂なしの家は数える程となっていった。燃料を木材から重油に切り替えて間も無く石油代が高騰し、更に井戸水が枯渇し始め、水道水利用が多くなったのは、銭湯経営には致命的だったようだ。
 
小生が社会人になった翌年、父は廃業を決意する。
往時には、向島界隈で一番高い建物であった我が銭湯の煙突も、立ち並ぶマンションの陰に隠れ、ひっそりと取り壊されていった。新社会人として仕事に没頭していた私は、「時代の流れだから」と、当時は冷静に受け止めていたが、父の無念はいかほどのものだったろうか。昨年亡くなった父が、今の小生の年齢の時の決断だった。更地になった銭湯跡に立った時、私は初めて、失くしたモノを重みを感じるのであった。
 
という次第で、世が世なら風呂屋の三代目だった小生なので、この映画は当然必見なのであります[パンチ] 
 
さて、銭湯の『三種の神器』と言えば...
 
まず、「ケロリンの風呂桶」
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そして、入浴後のジュース
コーヒー牛乳が定番であるが、私の一押しは「パンピー」 
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絶対条件である「富士山」
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2、3年おきに職人さんが描き換えるんですよ。その姿を眺めるのも楽しかったな^^
我が家は、廃業前はタイル張りの富士山に替えたけど... 
絵の下のスペースには、近所の商店などの広告板をはめ込みます。 
 
今作のロケ地は、実在する栃木県の銭湯のようだ。3種の神器は当然の如く、昭和のお風呂屋さんの条件を完璧に残したままの、まさに天然記念物的銭湯である。銭湯のシーンが映し出されるだけで、小生は懐かしさに打ち震えるのでした[もうやだ~(悲しい顔)]
 
...と、ほとんど映画の内容に触れていませんが...とにかく「宮沢りえ」の独壇場であります。
 
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パワー漲るスーパーお母さんを熱演[exclamation×2]
余命短い事を知った彼女は、家族再生と休業中の銭湯の再興に奔走する。いじらしいまでに一途な正義感を持ち、「太陽に愛される生き方」を身も持って家族に示す。個人的には、宮沢のオンナの一面をもっと演じさせて欲しかったが、「これじゃ旦那も逃げ出すわ」と思わせる「男前」の女の設定だ。
NHK朝ドラでブレイクした杉咲花・19歳も、今後を期待させる好演技だった。童顔・幼児体型が、今役にはベストマッチした。
 
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最近、情けない男役が定番のオダギリジョーは、定番通りのご活躍。この3人の演技が、お風呂さんが家族労務中心でなくては成り立たない商売である事を観る人に納得させる。
 
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ストーリー展開は、お決まりのお涙頂戴パターンであり、目新しい演出やテクニカルな映像は皆無。銭湯の商売同様に地道に愚直に作られた作品だ。まぁ、小生は懐かしい昭和のお風呂屋さんを見せてもらっただけで、感無量なのだが...
 
主人公の「家族・人間」に対する気持ちを強く描き過ぎて、「家業」への拘りが表現されていなかったのが残念だ。「銭湯を再開する」必然性が感じられないのは、先代からの暖簾への想いや地元のお客さんとの絆を描ききれなかった事に他ならない。それができれば、奇抜なラストシーンが更に際立ったと思う。
名作「おくりびと」の銭湯のおばちゃん・吉行和子には、少々及ばなかった。
 
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こうやって汗だくになって風呂を沸かすんですよ^^
薪で炊くとお湯は本当に柔らかく感じます! 
 
 
 

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