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土屋昌巳〜早過ぎた和製ロバート・フリップ??? [〜ロックの神さん〜]

ポッキーのCMで、いまだに「Y.M.O.」の根強い人気を改めて感じる今日この頃だが、80年代前半のテクノ・ポップ系の牽引車の一人として忘れられないギタリストがいる〜一風堂のリーダー・土屋昌巳である。

「一風堂」でググルと上位はラーメンチェーン店名が独占し、すでに音楽グループとしての知名度は低い。(ちなみにグループ解散後に、このラーメン屋は創業らしい)

SHAZNAが97年に大ヒットさせた「すみれSeptember Love」は、一風堂の1982年のヒットナンバーのカバーである。(一風堂にとっても最初で最期のヒット曲)この曲で「ベストテン」等の音楽番組に出演し、当時としては奇抜なファッションを身に纏った厚化粧の土屋の爬虫類顔は、ブラウン管を賑わすことが頻繁になった。このメディアへの露出パターンが、彼の音楽的評価以前に「キワモノ系」という印象を一般視聴者に強く与えた事は否定できない。(一部の熱狂的ファンは別として)

Night Mirage」(1983年)
63.jpg


一風堂:土屋昌巳(vocal,guitar,etc.)
見岳章(keyboard,synthesizer)

GUEST:スティーブ・ジャンセン(drums)
パーシー・ジョーンズ(bass)
リチャード・バルビエリ(synthesizer solo)


一風堂最期のオリジナルアルバム。
1979年グループ結成当時は4名だったメンバーもこの頃は、土屋・見岳の2名のみ。しかしながら、サポートメンバーが凄過ぎる!
JAPANのS・ジャンセンR・バルビエリとBRAND-XのP・ジョーンズとは・・・[exclamation×2]

一風堂の音源で市販されているのはベストアルバムのみ。
ESSENCE:THE BEST OF IPPU-DOESSENCE:THE BEST OF MASAMI TSUCHIYA
各オリジナルアルバムは、COMPLETE BOXとしてCD化されたが、生産数限定の為、今では入手困難である。


LPの中はこんな感じ。
中ジャケ.jpg土屋.jpg





歌詞カードの裏にはメンバー2人のPhptoと、何故か土屋昌巳写真集の注文票が・・・一体、誰が買うんじゃい?


しかし、中身の音楽はとてつもない。まさに美しすぎる・凄すぎる[どんっ(衝撃)]
彼らが造り出す摩訶不思議な音宇宙に酔いしれ、このLPは当時の私の最愛聴盤となった。

ベスト盤に収められていないオープニング曲「Plants' Music」(プランツ・ミュージック)
土屋の呟きが聴こえる、ほぼインストメンタルなNumberだが、初めて聴いた時は、70年代のB・イーノ+R・フリップの共同作品を彷彿させた。


一風堂のオリエンタル・テクノポップをベースに前衛ブリティッシュのくせ者達が色を添える。
Y.M.O.の電気音楽にはない、血の通った詩情性テクノであり、MUSICIAN達の高度な演奏技術がそれを完璧に表現している。

土屋昌巳が一風堂時代に到達したテクノ・ポップ・ロックの最高峰の作品だと思う。

さらにもう一枚。「NIGHT MIRAGE」発表の約1年前。
土屋のソロ・アルバム「RICE MUSIC」
62.jpg
土屋昌巳(vocal,guitar,synthesizer,etc.)
スティーブ・ジャンセン(drums)
パーシー・ジョーンズ(bass)
ミック・カーン(bass)
坂本龍一、ビル・ネルソン

この頃から、ヨーロッパのミュージシャン(特にJYAPANメンバー)との交流が始まっていたようだ。
ミック・カーン(JAPAN)とビル・ネルソン(BE BOP DELUXE)も参加ですよ〜[exclamation&question]

変態ダブルBASSの違いも聴き処ではあるが、楽曲群が強烈にオリエンタル色を全面に押し出していると共に、ギタリストとしての土屋の個性も全開である。

「せっせっせ」(SE!SE!SE!)
まさに和製ロバート・フリップかエイドリアン・ブリューか[雷]

坂本教授との共作「KAFKA」

土屋昌巳という、当時では類い稀なる感性と卓越したギター・テクニックを兼ね備えた音楽家の偉大なる足跡。
下手に「すみれSeptember Love」がヒットせず、土屋がもう少し哺乳類的容姿であったなら、一風堂の名は後世にまで残り、「土屋昌巳」は「坂本龍一」と並ぶ音楽家として評価されたのではあるまいか。

すべてアナログLPからのうpですので、我が稚拙器材では最良の音質は望めません。あしからず。

土屋全作品の再復刻CDの発売を期待してやまない・・・

当然X JAPANではなくて『JAPAN』です。
ビジュアル・アイドル・ロック系で売り出した英国5人組バンド。
デビュー当初は、イギリス国内では全く売れなかったが、何故か日本の少女達のハートを鷲掴み!70年代のQUEENを彷彿させる「日本だけ大人気現象〜ビッグ・イン・ジャパン」状態となる。

ところが3枚目のオリジナルアルバムで突然変異!
Quiet Life





同じバンドとは思えないビジュアル面・音楽指向面の大変貌ぶりであるが、これ以降、世界的に評価が高まった伝説的バンドである。

デヴィッド・シルヴィアン(vocal)なんと耽美な....voice
ミック・カーン(bass)なんと変質的な....voicing
スティーブ・ジャンセン(drums)なんと緻密な....beat
リチャード・バルビエリ(keyboard)センス溢れるシンセの響き
ロブ・ディーン(guitar)

1982年に解散するのであるが、その解散コンサートが日本で盛大に催された。
ロブ・ディーン脱退により、サポートメンバーとして「土屋昌巳」様がご指名!
TV中継されたアナウンサーのウザイコメント付き映像です。
当時の世相も窺われます。

早く生まれ過ぎた本物の前衛ロックミュージシャン達の勇姿である。
さぁ、土屋先生、そろそろご復活を! 柔な日本音楽界に活を入れて下さい[パンチ]

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ぷーちゃん

ビジュアル先行のJAPANだったけど
1st,2ndアルバムの音もお気に入りでした。
by ぷーちゃん (2010-11-23 14:00) 

つむじかぜ

>ぷーちゃん様
たしかに初期のグラム系の音もイカしてましたね。
PVでのやる気無さげ風のバルビエリも好きです。
by つむじかぜ (2010-11-24 02:22) 

haku

一風堂もJAPANも懐かしいです!
当時は、どうもビジュアルの話題が先行しちゃってましたね^^;
確かに、早過ぎたんでしょうね...
by haku (2010-11-25 18:33) 

つむじかぜ

>haku様
このメンバーとY.M.O.が、今集まって演ったら、脅威のおっさんバンドだろうなぁ〜もちろん化粧して・・・
by つむじかぜ (2010-11-25 23:16) 

銀座の一風堂は意外とうまい

まさに、自分が思っていたことをずばり言ってくれました~~!

>Y.M.O.の電気音楽にはない、血の通った詩情性テクノであり

顔が研ナオコだとかいろいろ当時言われて本人もあれだったと思うけれど
、YMOを神と思っている私も土屋氏の珠玉の作品は「やや!」と
注目せずにはいられませんでした。

「I need you」のゆらめきや「せっせっせ!」の世界観・・・・、
「すみれ・・・」より好きかもしれません。
すごい時代でしたね・・・。

今も、お年を重ねても美意識は変わっていないようですね。(いつか見たhpより)

by 銀座の一風堂は意外とうまい (2011-11-07 23:24) 

つむじかぜ

銀座の一風堂は意外とうまい 様
ご同意、嬉しく思います。
最近は、BJC〜浅井健一のプロデュース等の裏方の仕事が多いようですが、
まだまだ、バリバリに弾いて欲しいものですね☆
by つむじかぜ (2011-11-08 01:01) 

プリンス

土屋さんのオフィシャルFacebookで近況がわかります。
結構プライベートフォトなども載せておられ、まれにメッセージのお返事も下さいます。
by プリンス (2011-11-30 02:02) 

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