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ジョー・ヘンリー〜染み渡る深き音色〜 [超個人的溺愛の逸品]

この10年で一番、繰り返し聴いたCDはなんだったろう?と、考えるとやはりこれなのである[るんるん][るんるん][るんるん][左斜め下]
 
Scar

Scar

Joe Henry(ジョー・ヘンリー・・・ノースカロライナ州生まれの51歳。日本版Wikiでは未掲載なほど国内では知られていないが、今や米国ではルーツ・ミュージックの担い手として、ミュージシャン並びにプロデューサーとして注目の男である。2002年ソウルの王様ソロモン・バーグの復帰作「Don't Give Up on Me」をプロデュース、グラミー賞受賞の快挙を成し、彼は、米音楽界で一躍脚光を浴びる事となる。因に彼の奥方はマドンナの妹。
 
上記「Scar」は、その前年の2001年、シンガーソングライターとして発表した8枚目のオリジナルアルバム。
 
音楽雑誌の「オルタナ・ロック」特集で小さく取り上げらていたこの作品を輸入盤で購入したのが、彼との最初の出会いだった。 
ほとんど予備知識ゼロの状態で、ジャケット内も読まず(読めず[あせあせ(飛び散る汗)])、とりあえず中身を聴いてみると・・・
 
これが...凄い[どんっ(衝撃)][どんっ(衝撃)][どんっ(衝撃)]
 
JAZZでもROCKでもない、しかしありきたりのオルタナ系には括れない音空間の深みに、瞬く間に引き込まれた[がく~(落胆した顔)]
 
絞り出した呟きの如くのジョーのヴォーカルは、深く哀愁が漂う。
そして、楽器のアンサンブルが見事。各楽器が自らを強烈に主張しながらも、溶け合い、深い音空間を作り上げる。
ピュア・オーディオ的に云う優秀録音とは違うのだが、楽器そのものの豊かな音と演奏者の息遣いが胸を打つ[ぴかぴか(新しい)]
 
1曲目の揺れるピアノ、痺れるサックス・ソロ。2曲目の絶妙なパーカッション、3曲目の柔らかなギターの響き。アルバム前半でイチコロ[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
 
「これは何だか凄い奴らだぁ[かわいい]」と、焦ってジャケット内のクレジットを探す。
 
オーネット・コールマン(フリージャズの神様だぁ) 
ブラッド・メルドー(現役では私が一番好きなJazzピアニスト)
マーク・リボー(元ラウンジリザースの変態ギタリスト)
ブライアン・ブレイド
エイブ・ラボリエルJr. 
...etc...
 
こんな凄い連中を引き連れての、この音作り。Joe Henry〜只者ではない...と男惚れ[黒ハート]

  アルバム中唯一のメロウなナンバー「Mean Flower
[もうやだ~(悲しい顔)]ギター、ピアノの混ざり具合、ドラムのキレ、渋いヴォーカル[もうやだ~(悲しい顔)] 
 
各演奏者は決して難しい事は何一つしてないのだが...なんて豊かな音楽なんだ[exclamation×2] 
 
アルバム後半も、カントリー・民族音楽の香りを漂せつつ、フリー・テクノ・ジャズ風ありの無国籍音楽の数々。
最終10曲目が終わったと思うと90秒後にHidden Trackが現れ、オーネットのサックスソロで幕を閉じる念の入れよう。 多種多様な楽曲を詰め込んだ統一感のない作品に思われかもしれないが、アルバム全体から受ける印象は、やはりジョーの歌心溢れる男のブルースなのだ。
こんなダークで洒落たブルース・ロックは初体験の小生は、一発でジョーの虜となった。
 
大半が廃盤になっている彼の過去アルバムを全作買い漁り、「Scar」以降ほぼ2年おきに発表する新作は、聞き漏らす事は無かった。(2012年時点で12枚のオリジナルアルバムを発表)
 
Trampoline

Trampoline

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner
  • 発売日: 1996/03/26
  • メディア: CD
 
 
 
 
 
 1996年発表の6枚目の「トランポリン」この辺りから「Scar」に繋がる音作りが感じられる。
 
 
「Scar」以降のアルバムは年を経るごとにアコースティック度が増して行く。
平行して、手腕を評価されたプロデューサー業も精力的にこなす。前述のソロモン・バークからアニ・ディフランコ、エイミー・マン、エルヴィス・コステロ、アラン・トゥーサンまで、多くのビッグネームが彼の音作りに魅せられ助けを求めた。独特の音像の奥行きと楽器のアンサンブルが、幸福に満ち溢れる音楽となって聴く者の心を離さない。音楽の「根っこ」の張り方と水の与え方を知り、その草本来の色の花を咲かせる事ができる天才庭師みたいな男だ。 
 
Tiny Voices

Tiny Voices

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Anti
  • 発売日: 2003/09/23
  • メディア: CD
Civilians (Dig)

Civilians (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Anti
  • 発売日: 2007/09/11
  • メディア: CD
Blood From Stars (Dig)

Blood From Stars (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Anti
  • 発売日: 2009/08/18
  • メディア: CD
Reverie

Reverie

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Anti
  • 発売日: 2011/10/11
  • メディア: CD
 
10枚目のアルバム『Civilians』より「Time Is a Lion」
 
 
音楽の一番深い芯の部分を削り出してくれているようで、彼の音楽を聴いていると、無性に穏やかな気分に陥り、自然と優しい気持ちになれるのである。これは、私の遺伝子レベルの音楽細胞が共鳴しているとしか考えられないのだが〜
星の数ほど存在するミュージシャンの中で、このマイナーなシンガーソングライターに、私は至福の一体感と共に至上の愛を感じるのである。 
 
そして、この男・Joeが来日するではないかぁ[ひらめき][ひらめき][ひらめき]
2010年の初来日は、情報不足の為、後の祭り。今回も危なく見逃す処だったが、何とかチケット購入に間に合った。
 
今回の帯同メンバーは、なんとアイルランド出身の歌姫Risa Hannigan(リサ・ハニガン)
いわゆる、コラボ・ツアーである。
両人とも、日本国内ではマニアなファンしか存在しないので、日本武道館や大阪城ホールは無理[バッド(下向き矢印)] 
 
10月12日・大阪・梅田 CLUB QUATTRO。久々の単騎ライブハウス参戦です[るんるん][るんるん][るんるん]
特異な声質と音楽感性を持つふたりが、一体どんなパフォーマンスが魅せてくれるのか、今から胸が高まる[揺れるハート] 
 
Passenger

Passenger

  • アーティスト:Lisa Hannigan
  • 出版社/メーカー: Ato Records / Red
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: CD
 
 
 

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コメント 5

haku

つむじかぜさんの思い入れが、ひしひしと伝わってきます♪
胸に沁みる歌声とバンドサウンドですねぇ!
ライブ行かれるんですね♪
これは感動のライブになりそうですね!
レポ、とっても楽しみです ^∀^v
by haku (2012-09-24 22:34) 

DEBDYLAN

いやぁ、僕好みの音でした!!
ソロモン・バーク繋がりで名前は知ってたけど初めて聴きました。
じっくり聴きたくなります。
ココで聴きまくってたんですっかり夜更かしだけどw
ありがとうございます^^。

by DEBDYLAN (2012-09-25 01:15) 

つむじかぜ

>haku様
クラブ・クアトロ初参戦。
女子高生ファンに囲まれる心配はなさそうなので、安心して行ってきます!

>DEBDYLAN様
カントリーブルースが根っこなのは聴いての通りですが、こんなに深い音色での演奏
にゾッコンなのです^^
彼の年代別の進化も聴いて戴きたいです!
by つむじかぜ (2012-09-26 00:08) 

ぷーちゃん

うん、これはいい♪
by ぷーちゃん (2012-09-29 23:16) 

つむじかぜ

>ぷーちゃん様
是非とも聴いてやって下さ〜い! 
日本では全く人気無いので、よろしくお願いします^^
by つむじかぜ (2012-10-02 00:28) 

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