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『喰霊-零-』黄泉にぞっこん [超個人的溺愛の逸品]

私は断じてアニメオタクでもなければロリコンでもない。が、不覚にもこの作品には嵌ってしまったのである[ふらふら]

地方出張時、取引先に夜の街を引っ張り回され続け[ビール]、ようやくヘロヘロになって辿り着いたホテルの部屋で、なんとはなし点けたTV。
画面は深夜のアニメ番組で、セーラー服姿のショートヘアの女子中学生が刀1本で、バカでかい怪物を閃光一閃、まっ二つにしているシーンが映し出されていた。
「よくある怪物退治のヒロイン物かなぁ〜」とボーッと観ていると、新手の敵が出現!なんと、これまたセーラー服姿のロングヘアの女子高生。因縁あるらしい二人が、切合いを続け、ショートヘアの勝負あり!と思いきやロングヘアの逆転。
「おっ、正義の味方が殺られるんかい?」という場面で、つづく・・・。そしてエンディングソングの映像には、ロングヘアの女子高生の姿が???「どっちが主人公なんじゃい[exclamation&question]

garei_03.jpg
これは、来週を観ない事には納得できん。という事で、自宅に帰るや、この番組を調べ上げ、しっかり毎週録画をセットしたのであった。
私が偶然観たものは「喰霊-零-」というアニメ番組の第2話。第1話が、主人公と思われた人間が惨殺されるエンディングで、ネット上のアニメファンでは早くも話題に挙がっている番組だった。第2話でも、正義の味方らしき少女が絶体絶命!ん〜やはり主役は黒髪の美少女か???
翌週から、家族の寝静まった深夜に、TVアニメに齧り付くオヤジの姿があった^^;

第3話は、いきなり回想シーンとなり、二人の少女の出会いの場面。前回の展開から大きく趣きを変えた。

実の姉妹のように育った土宮神楽(つちみやかぐら・ショートヘア)と諫山黄泉(いさやまよみ・ロングヘア)が悪霊を祓う「退魔師」として活躍するストーリーなのだが、姉貴格の黄泉が悪霊に取り憑かれる事によって・・・

落ち着いて観てみると、深夜アニメとしては「絵と音楽」が秀逸の出来。(とは云っても他のアニメは詳しく知らんのだが)
BGMもさることながら、OPソングは神楽役の茅原実里、EDソングは黄泉役の水原薫が歌う、洒落た構成が乙。
Paradise Lost
夢の足音がきこえる







ノリノリのOPは、歌手が本業である茅原の歌唱力が光るが、私は黄泉のヘタウマバージョンが、結構お気に入り。

殺生石を額に埋め込まれた黄泉は、自分の奥深くに潜む「悪」が開放され、人間界を滅亡せんとする悪霊と化す。人の心を半分持ちつつ殺戮を繰り返す彼女と神楽の宿命の対決が訪れる・・・最終章。
(YouTubeではストーリー関連の動画はすべて削除状態。これもいずれ消えると思いますが)
黄泉の想いが胸に滲みる.......いかん、またが・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

「ヤマト」も「ガンダム」にも見向きもせず、少々興味を持ったのはパチンコから知った「エヴァンゲリオン」ぐらいのアニメ無知が、いい歳こいて初めて毎週心待ちにしたアニメ連ドラ。私にとって金字塔のアニメ作品です。
喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: Blu-ray

この心理を冷静に分析すると、どうも私は諫山黄泉に疑似恋愛したようである。更に深層心理を読み解くと・・・
幼少時代、私が生まれて初めて「おんな」を感じたTVアイドルは『南沙織』。次が『朝丘めぐみ』。中学に入ってからは、デビュー当時の『秋吉久美子』。そして・・・『森高千里』。
みんな、スリムな長い黒髪の美少女(但し、太腿だけは細くない)であった。昨今、誰でも髪を染めるのが常識の時代となり、彼女達のような風貌の女性を見なくなって久しい。(最近は黒木メイサに役所広司状態の私)
所謂、絶滅危機品種として「諫山黄泉」を私は見たのだった。

続け、黒髪太腿伝説[exclamation×2]

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『バニラ・スカイ』が織り成す音絵巻 [超個人的溺愛の逸品]

バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD
  • 監督:キャメロン・クロウ
  • 出演;トム・クルーズ ペネロペ・クルス キャメロン・ディアス
21世紀に入ってからの私のBEST MOVIE。世間の評価はさほど高くはないが、この映画ほど自分の魂を揺さぶった作品はないのである。
スペイン映画オープン・ユア・アイズ [DVD](アレハンドロ・アメナーバル監督)を、キャメロン・クロウ監督がリメイク。オリジナルの方が人気があるようだが、今作品の演出・映像・音楽・俳優陣の方が、私にとって遥かに理想の組み合わせ。何故ここまで嵌ったのか?自分なりに分析すると、「絵作りと音楽の掛け合わせ方」が、私の感性の波長に完全シンクロしてしまったようだ。
オリジナル・サウンドトラック「バニラ・スカイ」

オリジナル・サウンドトラック「バニラ・スカイ」

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD
音楽ジャーナリストでもあるキャメロン・クロウと、その奥方のナンシー・ウィルソン(一世を風靡したロック・グループ“HEART”の元ギタリスト)の選曲は、まさに「限りないROCKへの愛情」に満ち溢れている。このサントラによって初めて知り、虜になったミュージシャンも少なくない。

オープニングから痺れた

①オードリー・ヘップバーンの「愛しのサブリナ」をモニターに映して、流れる音楽はRADIOHEAD。
②疾走するフェラーリから眺めるマンハッタンに暮らす人々。R.E.M.のなんと爽快なビート!

デビット(トム・クルーズ)は、亡き父の莫大な資産を引き継いだ大手出版社のオーナー社長。自由奔放・億万長者のプレイボーイは、遊びで口説いた女・ジュリー(キャメロン・ディアス)を一晩中弄び、颯爽と出社するのであった。

③LOOPER・mondo'77の軽快なリズムが、パーティー会場を華やかにする。
扉越しでの“お遊び”シーンで④JOSH ROUSEのdirections。2人の気持ちが表れている。
(嫉妬に狂ったキャメロンの哀しげな表情!鬼気迫る演技だ。)

彼の誕生記念パーティーで、親友の連れて来た女友達・ソフィア(ペネロペ・クルス)に一目惚れ。
意気投合した2人は会場を抜け出し、彼女の家に向かうのであった。

彼女の部屋でのシーン〜大好きです。
⑤似顔絵を描き合う2人。ジェネシス脱退後のPETER GABRIELが唄うsolsbury hill。「おいくら?」「ONE KISS」が洒落ている。ナンシー・ウィルソンのアコギの調べの後に⑥幻の天才JEFF BUCKLYのlast goodbyeのイントロが2人の恋の始まりの予感を盛り上げる。はしゃぐペネロペが女心をキュートに演じている。「お愉しみは後に...」

今までの火遊びにはない感情に包まれたデビットは、優しいキスでソフィアの部屋を後にする。(ジュリーとは、いきなり一晩で4発だったらしいが) 余韻に浸っている所へ、ストーカーと化したジュリーが現れる。

誘惑に負けた絶倫男は、思わずジュリーの車に乗り込んでしまう・・・ここから悲劇が始まる・・・

大事故で一命は取り留めたものの、彼は化け物のような醜い顔に変貌してしまった。

荒んだ彼の心情そのまま⑧LEFTFIELD/AFRICA BAMBAATAAのafrica shox。
③⑧のような打込み系は本来は苦手なのだが、映像と重なると生の鼓動が感じられてくるのが不思議だ。
(醜男のトム・クルーズは滅多に観られない。)

顔が醜くなると心も腐る。今度は彼がストーカーばりの変質者になろうとしていた。そんな彼をソフィアは、優しく迎えるのであった。

生きる希望も失いかけていたデビットであったが、大きな賭けに出る。最先端医療を駆使しての整形手術。
この曲はサントラに収められていないが、大のお気に入り。JOAN OSBORNE〜one of us
こういうギターがたまらなく好きだ。

元の顔と健全な精神を取り戻した彼は、ソフィアとの幸せな生活を送る事になった。ようやく、あの夜の「愉しみは後で...」が実現した・・・はずだったが、更なる悲劇が2人を襲う。

とにかく中盤以降は、回想シーンに夢と現実が折り重なって、話しの展開が掴めなくなってくる。公開当時も、映画館での一度の観賞では理解しきれなかった。それでも不思議な余韻に酔いしれた。
その後DVDで何回も見返していくと、ラストシーンではついに、涙が流れそうになっている自分に気づいた。
見直す度に愛着が深まり、また、いろいろな解釈が生まれる、今までに経験した事のない作品である。

感動のラストシーン〜SIGUR ROS〜(なんて哀しいギターを弾くんだ)


他にも、ポール・マッカートニーやモンキーズ、ケミカル・ブラザースらの楽曲も収録。とにかく、多彩な楽曲を楽しめるサントラ盤である。

この映画から嵌ったミュージシャンBEST3

Sigur Ros

Sigur Ros

  • アーティスト:sigur ros
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 2002/10/29
  • メディア: CD

ヴァイオリン奏法で、あんな美しいギターの音色を出すなんて!
心が洗われるアルバムです。
Home

Home

  • アーティスト:josh rouse
  • 出版社/メーカー: Slow River Records
  • 発売日: 2000/03/14
  • メディア: CD

ストレートで心地良いサードアルバム。
これ以降のアコーステック主体の作品も素敵。
グレース

グレース

  • アーティスト:jeff buckly
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1994/09/08
  • メディア: CD

夭逝のシンガーソングライター。生前に残した唯一のアルバム。
この歌声は、一度聴いたら忘れられない。

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四季・ユートピアノ〜マーラー交響曲第四番〜 [超個人的溺愛の逸品]

グスタフ・マーラー生誕150周年だそうだ。

ROCK&JAZZに没頭していた学生時代、クラシック音楽には全く興味を持っていなかった。そんな頃、偶然観たNHKドラマに、かつてない衝撃と感銘を受けた。

『四季・ユートピアノ』 作)佐々木昭一郎  主演)中尾幸世

胸を掻きむしりたくなるような深い哀感と何処までも続く青空のような清々しさ。誰もが心の奥底に仕舞い込んでいる幼児期の音と景色の記憶。佐々木氏が自身の体験を圧倒的な美意識を持って映像化。その再現を一身に担ったのが、主演の中尾幸世。愛する人達が次々と失われていく中で、逞しく慎ましく成長する女性調律師の姿を好演。(こんな不思議な目力と表情を持つ女優を、私は未だに知らない。)また、中尾以外の素人役者のなんとも言い難い演技の空気感。

そして、随所に流れる美しい旋律。


録画し忘れた事を「一生の不覚」と悔やんだが、生涯忘れ得ない映像と旋律はしっかり胸に刻み込んであった。
しかし、挿入曲の題名は分からずじまいだった。

何年後かに、この作品が再放送された。旧式のビデオデッキで録画された作品は私の宝物になった。そして、エンド・クレジットをコマ送りにし、ついに曲名、演奏者も知ることとなった。

マーラー:交響曲第4番 ト長調

マーラー:交響曲第4番 ト長調

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,マーラー,アバド(クラウディオ),ヘッツェル(ゲルハルト)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1994/06/01
  • メディア: CD

私が生まれて初めて自腹で購入したクラシックアルバム(当然LP)となった。

今では、マーラーの全交響曲も知るところだし、四番も他の演奏者のCDを何枚か保有している。が、この「アバドのマーラー四番」だけは、私にとって別格の1枚なのである。世間の評価など問題外。

第一楽章を聴くたびに、鮮烈な映像が脳裏に蘇り、当時の青年期を想い出し、胸が熱くなる。
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第一楽章の抜粋
社会人になり、ビデオ化された作品四季 ユートピアノ [VHS]をすぐさま大人買い。(ここからYouTubeにアップしてみました。)

四季表.jpg
四季.jpg





















上記のLP・CDもビデオも現在は、入手困難。(ユートピアのVHSが中古でなんと45,800円!)

特に佐々木昭一郎氏の作品のほとんどはソフト化されず、数少ない商品化の作品も廃盤である。

日本を代表する至高の映像作家の足跡が、多くの人に知られる事なく消えていくのは、日本文化の損失である。現在「NHKオンデマンド」で試聴可能の作品があるが、是非ともデジタル・リマスターによる全作品のソフト化を願って止まないところである。

最後に佐々木氏の当時の言葉

   私の好きなレコード    佐々木昭一郎

               「ミセス」1981年3月号より

 私が少年の頃、私の家には、古いピアノが一台あった。母のピアノだった。私は、そのピアノを弾きたかった。母は、男の子の私にピアノを弾かせるのを嫌っていた。
 ある冬の夜、突然、上空が真っ赤になった。米軍の照明弾だった。直後にあられのような焼夷弾が、私たちを襲った。私たちは防空壕に避難した。防空壕の人いきれの中で、私は母を見失った。弟も妹も見失った。防空壕の穴から木造の私の家がみるみる紙のように燃え上がり、あっという間にくずれ落ちるのを私は見ていた。私は。くずれ落ちた家の中にピアノが燃えているのを見た。火は鍵盤の上を走り、ピアノはみるみる鉄骨がむき出しになり、続けて私は、ピアノ線が火にはじけ、断ち切られる音を聴いた。ピアノが泣いているような音だった。最後のピアノ線が音を立てて切れたその音は、今でもはっきり私の腹の中に鳴っている。私の家にあった箱型チクオンキも燃えた。ピアノを弾かせてもらえない代り、私は一人でよくチクオンキを聴いた。私の父がフランスから持ち帰って来た古いSP盤を積み重ねて、私はカルーソーの唄、バッハの曲、パッヘルベル、ビゼーなど、あきるほど聴いた。父は毎日の記者で海外特派員だった。SP盤の数々の中でレコードの溝がすり切れるほど聴いた一枚があった。それは、マーラーのシンフォニー第四番だった。特に私は第一楽章の第二主題と第四楽章のソプラノのメロディーを暗誦できるほどくり返し聴いていた。
 ある日、母はすべてのSP盤を捨てた。私はたずねた。母は答えた。敵国の音楽だからと。そして、私の家の中から、父の読んでいた外国の書物すべてが消え、父もいなくなった。
 私は昨年テレビ番組のための世界二大コンクール、イタリア賞と、エミー賞を受賞した自作のドラマ「四季・ユートピアノ」(100分、中尾幸世主演)のテーマに、マーラー第四番を用いた。受賞後、オーストラリア放送協会の人から、まるでマーラーに作曲を依頼した如くの作品だった、おめでとうと電報を頂いた。私が七歳の時に聴いた第四番は
ブルーノ・ワルター指揮だった以外、どこのSPかも思い出せない。私はアバド指揮、ウィーンフィルの一枚を今のところ最も気に入ってている。この曲はG長調だが、私は、ソプラノのメロディーを自己流にアレンジして、A長調として、ヒロインの榮子(中尾幸世)に唄ってもらった。なぜなら「四季」はピアノ調律士の物語で、ピアノ調律の基準音はA(ラ)の音。万国共通に赤ちゃんのうぶ声はAの音程。Aは音の誕生。私は次作(リヴァーズ)“世界の川は音楽”(1)「ドナウ川はヴァイオイリンの音」(八十分)のヒロインもA子の唄にしようと考えている。第四番は、私の中で海へ出て再び還る“川”の如くに鳴り続けている。
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