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『グレース・オブ・モナコ 公紀の切り札』&『蜩ノ記』 [上映中飲食禁止じゃ!]

自称ブロンド・フリークとして見逃す訳にはいかない[どんっ(衝撃)]
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監督:オリヴィア・ダアン
 
キャスト
ニコール・キッドマン
ティム・ロス フランク・ランジェラ パーカー・ポージー デレク・ジャコビ
 
女優を引退しモナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚した公妃グレース(ニコール・キッドマン)は、アルフレッド・ヒッチコック監督からの新作オファーに心が揺れていた。そんな折、夫の推し進めていた政策が当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールを激怒させ、武力衝突に発展する可能性もある危機に直面。彼女はスクリーン復帰か、家族そして国家のために全てをささげるかの選択に直面し……。(シネマトゥデイより) 
 
 
夭逝したブロンド女優といえば、真っ先に「マリリン・モンロー」が挙げられるのは映画界では常識だろうが、この伝説的セックスシンボルであるノーマ・ジーンの対極にあって、彼女に負けず劣らずのひときわ別の輝きを見せるのが『グレース・ケリー』であると、私は確信しているのだ[exclamation×2] 
 
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  • 発売日: 2011
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彼女の出演作に関してコメントを綴ったらきりがない。もちろん、リアルタイムで鑑賞できた訳は無く、私が生まれる以前に活躍した女優であり、私の知るグレースはDVDの画面の中だけだ。だが、サスペンスだろうとコメディだろうとラブロマンス、西部劇に至るまで、彼女が銀幕に躍り出れば、たとえモノクロ映像であろうと画面一杯を、今も色褪せないグレース色に染めてしまう。
 
「裏窓(1954)」から
 
 
エレガント」 という言葉は彼女の為にあるような、気品溢れる女優である。古今東西、多くの名女優の艶技の中でも彼女ほど「美しいキス」を魅せてくれる役者を私は知らない。
 
粗野な部分が全く無い端正な顔立ち、凛とした佇まい。男をそそる猥雑なモノまで排除してしまった完璧な創造物にも見えるが、ここまで純粋な「美」を見せつけられたら、男どもは恋い焦がれる前に崇めてしまうしかないのである。
 
隣のちょっと可愛いお嬢さん的なタレントがもてはやされる昨今であるが、近寄り難いほどのカリスマを持った選ばれし人間こそが、真の映画女優と呼ばれるべきではなかろうか。その意味で、グレース・ケリーはまさに「女優」の伝説的存在なのだ。そして、ヒッチコック監督を始め世界中の男性のハートを鷲掴みにしてきたこのグレースを射止めたのは、なんとモナコ公国大公だった。 1956年、女優業を引退し、モナコ大公レーニエ3世と結婚、公妃として迎えられる。
 
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前置きが長〜くなったが、今作はモナコ公妃となったグレースが自国の苦難に立ち向かう姿を描いた、史実に基づいた伝記的作品である。この元伝説的ハリウッドスターを演じるのがニコール・キッドマン。グレース同様に「クール・ビューティ」と賞賛される美形ブロンド女優だ。
 
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トム・クルーズと離婚直後(2001年)の「ムーラン・ルージュ」「アザーズ」の頃の氷のような美しさは鳥肌モノだったが、40歳を越した辺りから色香が強い演技が目立ってきた印象が強い。今作は、久しぶりに「クール&エレガント」を全開である。 
 
保護関係にあるフランス国と一触即発の状況にあったモナコ公国の危機を救った妃として、 グレースを必要以上に美化して描いているのは少々鼻につくのであるが、それを差し引いても、ベールに包まれていた彼女の宮廷生活を映像化した点は興味深く、楽しく鑑賞できた。但し、フランス・アメリカ・ベルギー・イタリアの4カ国の合作の為か、登場人物達の掘り下げ方が中途半端で、特にグレースの国と夫を想う深い気持ちを描ききれていなかったようだ。荘厳な宮殿内や美しいモナコの背景など美術・撮影面は申し分なかっただけに、残念な演出力不足であった。
 
どちらにしても、グレース・ケリーを思い出させたくれただけで十分、感謝感謝の作品でした[わーい(嬉しい顔)]
 
1982年9月。別荘からの帰路、自らの運転中に脳梗塞を発症し、ガードレールに激突、死亡した。享年52歳。
「クール・ビューティ」は永遠となった... 
 
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[ぴかぴか(新しい)]もう一本は、サムライ映画の心髄[ぴかぴか(新しい)]
 
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監督:小泉堯史
脚本:古田求
原作:葉室麟
 
出演
役所広司 岡田准一
堀北真希 原田美枝子 寺島しのぶ
青木崇高 三船史郎 井川比佐志
 
若き藩士、庄三郎は、7年前に犯した重罪から3年後に切腹する武士、秋谷の監視を命じられる。秋谷は死を待つ身でありながら、幽閉先で妻子とともに落ち着きをもって毎日を過ごしていた。そんな彼に感銘を受けた庄三郎は、7年前の事件の真相を調べ直し……。(ぴあ映画生活より)
 
直木賞作家の秀作をいち早く映画化。
藤沢周平ブームが一服し、新たな潮流を模索する邦画界が放つ今秋の作品は、東宝VS松竹の時代劇戦争となった。
松竹の浅田次郎『石榴坂の仇討』と一騎打ちの様相の本作だが、今回はゴジラ生誕60周年に敬意を表して東宝様を鑑賞してみる事に...
 
円熟の重鎮・役所広司と今や絶好調の新鋭V6岡田准一との取り合わせ。
「軍師・官兵衛」で毎週お会いしている岡田君なのだが、日増しに巧くなっていきますね。
藩命により、罪人・秋谷の監視を命ぜられる若侍役だが、秋谷の人柄に徐々に惹かれ、彼の無罪を明らかにする実直な姿を好演である。
 
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一方の役所広司に関しては云う事は無いだろう。無実の罪を敢えて被り藩の危機を救った英雄である。だが、事実を明かさず、切腹の日まで淡々と過ごす武士(もののふ)を閑かな演技で表現した。
 
迫り来る夫の死に、狂わんばかりの気持ちを抑え、優しく家族を包み込む妻役の原田美枝子と、現代劇だとヤンキー顔が際立つ堀北真希が、着物姿で一変、楚々とした武家娘として物語に花を添える。一途な武士を取り巻く「家族」の描き方が素敵だ[exclamation] 
 
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現代人には理解し難い「美徳」と呼ぶには凄まじ過ぎる武家社会の因習を、芸達者な俳優陣が違和感無く演じた秀作である。だが、今作の心髄はやはり、出色の原作にあるのではなかろうか。
 
葉室麟の作品は、大分昔に短編集を1冊読んだだけのなのだが(http://tsumujikaze2.blog.so-net.ne.jp/2010-10-19)、主人公に向けた深い人間考察に感銘を受けた記憶がある。この映画によって、当時の想いが蘇り、久しぶりに時代小説を読んでみたい気持ちになった。
 

蜩ノ記 (祥伝社文庫)

蜩ノ記 (祥伝社文庫)

  • 作者: 葉室 麟
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 文庫

ほとんど判りきったラストシーンなのだが、無性に胸が熱くなる〜日本人の習性だろうか〜

家族を振り返りながら颯爽と死出の旅に向かう役所広司の姿が、今でも瞼に焼き付いている。

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コメント 6

Labyrinth

(^_^)ノ やはり「グレース・・」は外せませんね~ ^^;
見たいのでレビューはサラッとで失礼させて頂きました。 ^^;
「蜩・・」は、泣けてしまいそうで(爆) ちょっと・・・ ポリポリ (・・*)ゞ
by Labyrinth (2014-10-24 01:11) 

つむじかぜ

> Labyrinth 様
両方ともオススメです。爽やかな涙を流しましょう( ̄ー+ ̄)
by つむじかぜ (2014-10-25 00:03) 

JUNKO

グレイス・ケリー素敵な女優さんでしたね。映画は多分全部見ていると思います。
by JUNKO (2014-10-25 11:53) 

つむじかぜ

> JUNKO 様
私もほぼ全作品を観ています。
昔、女房がケリー・バッグにえらく意気込んでおりました(・・;)
by つむじかぜ (2014-10-25 21:09) 

DEBDYLAN

グレース・ケリー、思いっきりストライク・ゾーンです^^;

by DEBDYLAN (2014-10-25 23:28) 

つむじかぜ

> DEBDYLAN 様
わかります、DEBさん、小生も同様ですので( ̄ー+ ̄)
by つむじかぜ (2014-10-28 01:51) 

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